2024.11.18
検索から非表示にするnoindexタグとは?設定方法5つと効かない場合の対処法を解説【2024年最新】
はじめに
Webサイトを運営していると、特定のページを検索結果に表示させたくない場合があります。そんなときに活用できるのが「noindex」タグです。本記事では、noindexタグの基本から実践的な設定方法、さらには効果が出ない場合の対処法まで詳しく解説します。
noindexタグとは
noindexタグとは、検索エンジンに対して「このページはインデックスしないでください」と指示するためのHTMLタグです。管理画面やログインページ、重複コンテンツなど、検索結果への表示が不適切なページに設定することで、SEO対策の一環として活用できます。
noindexタグを設定すべきページ
以下のようなページには、noindexタグの設定を検討すべきです:
- 管理画面やログインページ
- サンクスページやカート画面
- プライバシーポリシーや利用規約
- 印刷用ページ
- テスト環境のページ
- 重複コンテンツが存在するページ
- アーカイブページやタグページ
- ページネーションの2ページ目以降
- 検索結果ページ
- メンバーズページ
noindexタグの設定方法
1. メタタグによる設定
最も一般的な設定方法は、HTMLの<head>
セクション内にメタタグを記述する方法です:
<meta name="robots" content="noindex">
特定の検索エンジンのみに適用する場合:
<meta name="googlebot" content="noindex">
2. robots.txtによる設定
サイト全体や特定のディレクトリに適用する場合は、robots.txtファイルを使用します:
User-agent: *
Disallow: /private/
3. HTTPレスポンスヘッダーによる設定
サーバー側で設定する場合:
X-Robots-Tag: noindex
4. WordPressテーマ機能でのnoindex設定
WordPressを使用している場合、テーマの機能を使ってnoindex設定を行うことができます:
- テーマカスタマイザーでの設定
- 外観 > カスタマイズ
- SEO設定またはその他の設定を探す
- noindexオプションを有効化
- テーマ固有の設定画面
- 多くのテーマが独自の設定画面を提供
- SEOタブまたは類似の設定項目を確認
- カテゴリー、タグ、アーカイブなどの一括設定が可能
- functions.phpでの設定
function add_noindex_to_specific_page() {
if (is_page('specific-page')) {
echo '<meta name="robots" content="noindex,follow">';
}
}
add_action('wp_head', 'add_noindex_to_specific_page');
5. WordPressプラグインでのnoindex設定
有名なSEOプラグインを使用した設定方法:
- Yoast SEO
- 投稿/固定ページの編集画面で設定
- 「検索エンジンの見え方」セクション
- 「検索結果に表示」を「いいえ」に設定 一括設定の場合:
- SEO > 検索デザイン
- コンテンツタイプごとの設定が可能
- All in One SEO
- 投稿/固定ページの編集画面
- 「検索エンジン設定」セクション
- noindexオプションを選択
- Rank Math
- 投稿/固定ページの高度な設定
- 「ロボット設定」でnoindexを選択
- 一括設定も可能
プラグインを使用する利点:
- 直感的なUI操作
- 一括設定が容易
- 設定ミスのリスクが低減
- その他のSEO設定と統合管理が可能
noindexタグが効かない場合の対処法
1. 設定の確認
- メタタグが正しく記述されているか
<head>
セクション内に配置されているか- タグに文法エラーがないか
- プラグインの競合がないか
- キャッシュの影響を確認
2. インデックス解除の待機
- 検索エンジンがページを再クロールするまで時間がかかる
- 通常1週間から1ヶ月程度必要
- Google Search Consoleでインデックスの状況を確認
- 緊急の場合はURLの手動削除を検討
3. 主な原因と対策
- 他のページからの強力な内部リンク
- リンクを削除または
nofollow
属性を付与 - サイト構造の見直し
- 外部サイトからの被リンク
- リンク元サイトに削除を依頼
- Google Search Consoleの「URLの削除」機能を利用
- 設定の競合
- 複数の設定方法が競合していないか確認
- より優先度の高い設定を使用
- プラグイン間の競合を確認
noindexタグの注意点
検索順位への影響
- noindexページへのリンクは、リンク先の評価に影響しない
- サイト構造上重要なページには注意が必要
- 過剰な使用は避ける
クローラビリティの確保
- noindexタグを設定しても、クロールは可能な状態を維持
- robots.txtでDisallowとの併用は避ける
- クロールバジェットの考慮
定期的な確認
- 設定したページが実際に検索結果から除外されているか確認
- Google Search Consoleでの監視が推奨
- 新規ページ作成時の設定漏れに注意
WordPressアップデートの影響
- テーマやプラグインのアップデート後に設定を再確認
- バックアップの重要性
- 定期的なメンテナンス
まとめ
noindexタグは、適切に使用することでサイトのSEO品質を向上させる重要なツールです。設定方法は複数あり、特にWordPressユーザーは、テーマ機能やプラグインを活用することで、より簡単かつ確実に設定を行うことができます。
効果が見られない場合は、設定の確認と適切な対処を行い、定期的なモニタリングと必要に応じた調整を行うことで、より効果的なSEO対策を実現できます。
また、サイトの規模や目的に応じて最適な設定方法を選択し、必要に応じて複数の方法を組み合わせることで、より確実なnoindex設定を実現することができます。
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